
今回は選択における心理学と
表現の工夫についてまとめます。
それではどうぞ!
目次
自由度(選択する自由)を残しつつ選択させるには
決定回避の法則
選択肢が多いと比較するため選択するのが難しくなる。選択肢が多いことは自由度を高めることである一方何も選ばない可能性と選択までに比較検討する時間を与えてしまう。オススメやアンケートなどで選択のはばを縮めるとよい。
現状維持の法則
選択肢が多すぎる場合、一番身近な選択をしてしまう傾向のこと。
松竹梅の法則
複数選択肢がある場合、平均や無難中央値を選びたい傾向があること。逆に言えば、梅や松にはなんらかの価値を期待している可能性があるので演出をすると満足度に繋がりやすい。
表現の工夫
カリギュラ効果
禁止された行為に対しての欲求が募ること。鶴の恩返し。キャッチコピーなどで使われている手法。
フレーミング効果
言い方伝え方を変えて違う印象をもつこと。短所と長所を入れ替えたり、表現をかえてプラスにもマイナスにも変換できる。
文脈効果
周辺情報に影響されて意味合いをつくること。パステルカラーが基調であれば女性向け、モノクログレーなどであれば男性向け。前後の情報が化粧品などであればスポーツなどの性別を持たない情報も女性向けなどに引っ張られる。
ストループ効果
想定と異なる情報を同時に受け取った時にその情報を整理するのに時間がかかること。黄色と書いて赤字であったり立ち止まって考える必要があるので目に留まりやすい。看板が逆になっているなども応用例。
シャルバンティエ効果
大きさや重さなどの単位を変えて表現することで錯覚すること。10キロの鉄塊と10キロの綿を比べると数値として出ているのは同じなのに綿の方が軽そうとか鉄の方が重そうなどと錯覚する。また栄養ドリンクなどで「タウリン1000mg配合」「タウリン1g」だと前者のほうがインパクトと入っている量が多く感じる。